2010年 02月 16日
スペインのスリ事情 |
バルセロナは地下鉄が発達しているので、滞在中の移動は主にメトロに頼っていました。
地下鉄にしては珍しく駅も車内も綺麗。料金が安くて切符の買い方も分かりやすい。
そんな魅力的なメトロですが、一つだけ問題が・・・。そう、スリがウジャウジャいるのです!
私達は2日連続でスリに狙われてしまいました。
スリの手口その1) メトロを降りようとすると2人組の男がわざとゆっくり降車し行く手を阻む。その間にもう一人の男が急いでいるフリをして後ろから夫を押しながらポケットを探る。
結構空いている車内なのになぜか男4人が揉みくちゃになっている姿を後ろから呆然と眺める私。
後で夫に「彼らはスリだよ。ポケットを万遍なく探られた。」と聞きビックリ仰天!幸い夫がすぐに気づいたので財布が盗られる事はなかったのですが、目の前で起こった大胆な犯行に唖然としました。
スリの手口その2) 前日スリに合いかけ人間不信になっていた私達は、鋭い目つきで周りを威嚇しながらメトロに乗車。(完全に怪しい夫婦です。)
すると後ろから走って乗車してきた男2人組が夫の足元に何かを落とし、それを拾うフリをしながらまたもや夫の体を万遍なくタッチ。
明らかにおかしいその行動はもはやスリというより公開強盗。
絶対にすられない場所に財布を入れてあったので何事もありませんでしたが、二度もスリに遭いかけてほとほと嫌気がさしました。
周りで見ていた乗客はというと何もなかったかのように見てみぬフリ。スリがいなくなってから「今のはスリだよ」と言ってくれる人もいましたが、目の前で犯罪が起きていても傍観してしまうほどスリが日常茶飯事の世の中なのかと驚きました。(実際、駅の構内で「俺の財布がない!」と騒いでいる人も・・・)
今までスペインに行った事のある友人達はスリに遭った事がないと言っていたし、私達はかなりカジュアルでいかにもお金を持っていなそうな格好をしていたのに、二回もスリに狙われるなんて不思議でした。「俺はそんなに隙だらけに見えるのか・・・」と夫はショックを隠しきれない様子。
そして先日夫が職場のスペイン人にその話をしたところ、スペイン人の彼がニヤニヤしながら一言「カメラを持ってたでしょう?」と言ったそうです。
そう、スリ達は「カメラを手にしている人=お金持ちの観光客」と考えターゲットにしているとの事。
そういえばレストランの店員さんや街ですれ違った人も、身振り手振りで夫のカメラを指差し「危険、危険!」と教えてくれました。
でも望遠レンズのついた大きな一眼レフはバッグに入れる事も出来ません。写真を取るか安全を取るか・・・という究極の選択を迫られ、夫は仕方なくカメラをホテルに置いて行く事に。
カメラが大好きな夫にとって、写真を撮れない旅はさぞかし無念だった事でしょう。
帰国して調べてみたところ旅行情報サイトTrip Advisorが発表した「スリの多い観光都市」第一位にバルセロナが堂々とランクインしていました。イタリアやフランスでもスリや押し売りの類は見かけますし、インドも安心して歩けない国でしたが、スペインのスリは気合いの入り方が違いました。
せっかくの旅行も財布がすられてしまっては楽しい想い出が台無し。これからスペインに行かれる方は小さめのカメラを携帯し、財布は決して盗られない場所に入れておく事をお勧めします。
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地下鉄にしては珍しく駅も車内も綺麗。料金が安くて切符の買い方も分かりやすい。
そんな魅力的なメトロですが、一つだけ問題が・・・。そう、スリがウジャウジャいるのです!
私達は2日連続でスリに狙われてしまいました。
スリの手口その1) メトロを降りようとすると2人組の男がわざとゆっくり降車し行く手を阻む。その間にもう一人の男が急いでいるフリをして後ろから夫を押しながらポケットを探る。
結構空いている車内なのになぜか男4人が揉みくちゃになっている姿を後ろから呆然と眺める私。
後で夫に「彼らはスリだよ。ポケットを万遍なく探られた。」と聞きビックリ仰天!幸い夫がすぐに気づいたので財布が盗られる事はなかったのですが、目の前で起こった大胆な犯行に唖然としました。
スリの手口その2) 前日スリに合いかけ人間不信になっていた私達は、鋭い目つきで周りを威嚇しながらメトロに乗車。(完全に怪しい夫婦です。)
すると後ろから走って乗車してきた男2人組が夫の足元に何かを落とし、それを拾うフリをしながらまたもや夫の体を万遍なくタッチ。
明らかにおかしいその行動はもはやスリというより公開強盗。
絶対にすられない場所に財布を入れてあったので何事もありませんでしたが、二度もスリに遭いかけてほとほと嫌気がさしました。
周りで見ていた乗客はというと何もなかったかのように見てみぬフリ。スリがいなくなってから「今のはスリだよ」と言ってくれる人もいましたが、目の前で犯罪が起きていても傍観してしまうほどスリが日常茶飯事の世の中なのかと驚きました。(実際、駅の構内で「俺の財布がない!」と騒いでいる人も・・・)
今までスペインに行った事のある友人達はスリに遭った事がないと言っていたし、私達はかなりカジュアルでいかにもお金を持っていなそうな格好をしていたのに、二回もスリに狙われるなんて不思議でした。「俺はそんなに隙だらけに見えるのか・・・」と夫はショックを隠しきれない様子。
そして先日夫が職場のスペイン人にその話をしたところ、スペイン人の彼がニヤニヤしながら一言「カメラを持ってたでしょう?」と言ったそうです。
そう、スリ達は「カメラを手にしている人=お金持ちの観光客」と考えターゲットにしているとの事。
そういえばレストランの店員さんや街ですれ違った人も、身振り手振りで夫のカメラを指差し「危険、危険!」と教えてくれました。
でも望遠レンズのついた大きな一眼レフはバッグに入れる事も出来ません。写真を取るか安全を取るか・・・という究極の選択を迫られ、夫は仕方なくカメラをホテルに置いて行く事に。
カメラが大好きな夫にとって、写真を撮れない旅はさぞかし無念だった事でしょう。
帰国して調べてみたところ旅行情報サイトTrip Advisorが発表した「スリの多い観光都市」第一位にバルセロナが堂々とランクインしていました。イタリアやフランスでもスリや押し売りの類は見かけますし、インドも安心して歩けない国でしたが、スペインのスリは気合いの入り方が違いました。
せっかくの旅行も財布がすられてしまっては楽しい想い出が台無し。これからスペインに行かれる方は小さめのカメラを携帯し、財布は決して盗られない場所に入れておく事をお勧めします。
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by fly-miki-fly
| 2010-02-16 23:50
| スペイン 2010.2